「河野 惠一」作品 3

『牛の角突き(山古志闘牛場)』(2011/10/9)


 2011年10月。山古志闘牛場で開催された「越後山古志の闘牛大会(牛の角突き)」(国指定重要無形民俗文化財)に行ってきました。

 受付けで入場料と引き換えにワッペンと取り組み表を受け取り入場する。この日は18番の取り組みがあった。
 闘牛場の観客席の周囲には出番を待つ牛たちが繋がれている(力士だまり)。力強い鳴き声があちらこちらから聞こえてくる。
 当日の取り組みが読み上げられ、牛取り(勢子)が手拍子をすることにより最終確定し、いよいよ角突きの開始となる。
 勢子に綱を引かれて牛が入場すると、場内はどよめきと拍手が沸きあがる。勢子は角を突き合わせるタイミングを見計らって鼻綱を抜き取る。 勢子の「ヨシタ!」の掛け声で1トンを越す巨体が角を突きあう。牛は興奮すると目の周りが赤くなり、額が当たった時にはゴツゴツと鈍い音が場内に響く。
 勝負を競うものではないので、優劣がつくかつかないかというところで、牛の後ろ足にロープを掛けて引っ張り、急所である鼻を掴んで牛をを引き離して取り組みが終了する。

 迫力ある牛の戦いも素晴らしかったが、勢子の掛け声・角突き合わせのタイミング・引き離しの手際など、見所満載で会場内は大いに盛り上がりました。

















『涸沼の情景』(〜2011/5/31)


 涸沼(ひぬま)の刻々と移り変わる朝夕の風景を撮影しました。

 朝焼けに染まる湖面のグラデーションは、二度と同じ表情を魅せることはありません。

 幾度となく訪れても、いつも新鮮な感動を与えてくれます。